住宅ローン比較サイトの落とし穴・ネットの裏側

ランキングサイトの真実を徹底解析

インターネット社会をうまく生きる

この記事を開いてくださった皆さんは、住宅ローンを検討している最中の方だと思います。そして、住宅ローンに限らず様々な情報をインターネットの検索から得ることが多いのではないでしょうか。今回の記事は住宅ローンから少し離れて、インターネットの真実と気を付けるべきことをお話ししたいと思います。

インターネット自体は十数年前からあり、ニュース記事からゲームなどの娯楽まで様々な恩恵を受けてきました。iphoneの発売もあり特にここ数年のインターネットの発展は著しいです。コンサートや旅行の予約は当然のようにインターネットを使いますし、週末のお出かけにおしゃれなランチを探すというときも、もはわざわざ本屋に雑誌を買いに行くという人は少なくなったのではないでしょうか(もちろんまだまだ雑誌も沢山の魅力があります!)。

アマゾンや楽天ではもう買えないものはないとまで言われており、お米や野菜を宅配してもらったり、車の買い取りサービス、結婚支援サービスと多種多様です。もちろん住宅ローンの契約がインターネット経由でできるなんてことは一昔前では考えられない事でした。

しかしいくらインターネットが普及したとはいえ、まだまだ疑心的なな人も少なくないと思います。インターネットで買ったら不良品があるかもしれない。思っていた物と違ったらどうしよう。そもそもインターネットの情報って正しいの?

筆者もインターネット上で当サイトを運営している身ですからこう答えるのは心苦しいのですが、これらの不安は少なからず当たっているというのが現状です。通販でおしゃれな靴を買ったけど、手に取ってみたら色が違ったなんていうのはよくあることです。通販に載っている画像は、ライトアップされたスタジオで撮影された上、フォトショップなどの画像加工が当たり前です。最近はやりのインスタグラムの自撮り写真で、女子高生がアニメのようなキラキラ瞳になっているような感じですね。

不動産サイトの間取り写真に騙された、というのは誰しもが経験することでしょう。筆者も学生のときに一人暮らしの為に部屋探しをしましたが、築30年の格安の部屋がまるで新築のようだったので見に行きましたが、実際には水回りがかなり古かったり、床にきしみがあったりと、想像していたものとかけ離れていました。

インターネットから手軽に無料でたくさんの情報が得られるのはとても便利ですが、一方でその情報を鵜呑みにしてしまっても大丈夫なのか、気を付ける必要があります。タダより高いものはないという言葉がある通り、知らないうちに損をしているということもあるのです。とくに皆さんは何千万円というお金を借りる住宅ローンを借りようとしているのです。慎重すぎるということはありません。

とはいえインターネットの無い生活というのはもはや考えられないでしょう。どのサイトなら信じられるのか、どの情報が正しいのか、を見抜くちからが必要です。

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比較サイトは誰が運営している?

みなさんはどんな人を信頼しますか?家族、友達、先輩、先生、様々な人との付き合いがあります。

家族は信頼がおけるという人はおおいでしょう。家族の為なら損得勘定なしで相手のことを思った意見を述べてくれるはずです。あなたも何十年という長い期間をともに過ごす人の言葉であれば、心を開いて受け入れることができるでしょう。

では、友達や先輩ならどうでしょう?人によっては信じられるということもあるでしょう。でも友達や先輩に、たとえ1000円であってもお金の貸し借りを気兼ねなく出来るという人は少ないのではないでしょうか?家族であれば、1000円程度のお金なら悩むことなく貸してあげるでしょう。では家族と友達や先輩の違いとは何でしょう?様々な要素が考えられますが、一番の理由はやはり一緒にいる時間が長いということではないでしょうか。信頼=一緒に過ごす時間の長さとも言えます。

では先生はどうでしょう。大学の教授の講義を疑ってかかる人はそうはいないでしょう。病院に行って風邪と診断されたのに、信じられないから薬は飲まないという人も、よほどのひねくれ者でないかぎりないと思います。ではなぜ先生を信じられるのでしょう?もしかしたら風邪でもないのに体の負担となる薬を飲まされる可能性も否定はできません。先生を信頼できるのは、「教授」や「医者」といった権威があるからでしょう。ニュース番組などでも、解説者として「東大教授の○○先生」と紹介がされます。もしこれが「主婦の○○さん」のお話しであったら、だれも耳を傾けないでしょう。

インターネット上ではこの「信頼性」を見極めることが非常に難しいです。例えばヤフーニュースはよく見る人が多いのではないでしょうか。筆者も朝起きたらヤフーニュースのトップ記事に目を通します。ヤフーニュースは記事の作成元が記載されており、たとえば読売新聞などのニュース記事が掲載されます。新聞社の記事であれば、プロの記者が情報を集めているので信頼性は高いといえるでしょう。

ではあなたは住宅ローンの比較サイトはどうでしょう?あなたは誰がサイトを運営しているか知っていますか?

インターネット上の情報サイトは大きく分けて企業運営のサイトと個人運営のサイトがあります。比較サイトで有名な価格.comや顧客満足度ランキングを調査しているオリコンなどは企業が運営しているサイトです。一方でブログやまとめサイトは個人が運営している場合が多いです。

この2つはなんとなくサイトの雰囲気などから分かることでしょう。しかしもう一つの運営体系として、個人事業主がサイト運営をしている場合があります。そしてインターネット上の情報サイトの大部分はこのネット個人事業主といえるのです。

インターネットはタダではありません。後ほど詳しく解説しますが、サイト運営をすることでバナーやアフィリエイトの広告収入が入ってきます。個人規模であれば月に数千円~数万円のおこずかい、個人事業主であれば数十万円規模の利益を得ている人も少なくありません。アナウンサーがテレビ局から独立してフリーとなるように、サイト運営によって広告業を営むいわゆるフリーランスという人も存在するのです。

フリーランスといっても、もともとファイナンシャルプランナーであった人が独立をきっかけに、ブログ形式で情報発信をしている場合もあれば、エステのこだわりが興じて化粧品やコスメの紹介サイトを運営しているなど様々です。利益を優先する企業とはちがい、利用者である主婦の率直な感想が見れたり、フリーでしか追えない深い情報が載せられていることも少なくありません。しかし一方で、その情報の元ネタはどこなのか?といった信頼性には欠けます。

ランキングの基準は?比較サイトはただの広告塔!

信用できるサイトか判断する
インターネット上で家電を買う場合はまずは価格.comを開く人も多いのではないでしょうか。価格.comでは同じ商品の中で一番安いお店をランキング形式で調べることができます。

十数年前までは、新聞にはさまれたチラシを見ながらヤマダ電機がいいのか、ビックカメラにしようかと悩んだものです。今では手元のスマートフォンから検索するだけで、どこのお店がお得なのかすぐにわかります。また価格.comではこれまで知らなかったオンラインショップの値段も掲載されており、お店で買うよりもネットで買って配達してもらった方が安いということがよくあります。

ではランキングサイトの順位ってどのように決められているのでしょうか?

価格.comであれば商品の値段で決められています。でもそうではないサイトも多数あります。
食べログは口コミ情報の点数でランキングされています。

では住宅ローンの比較サイトのランキングはどのように決められているのでしょうか?金利の安さ?口コミの人気度?申込み人数の多さ?これはサイトによってもまちまちです。それに新しく住宅ローンを借りたいと考えている人と、借り換えを検討している人では、マッチする住宅ローンプランも違います。そのランキングは何を基準に決められているのか?どのような人に向けたランキングなのか?を確認する必要があります。

また、個人経営の比較サイトでは、広告の収益がランキングにも反映されています。インターネットに詳しい人であればアフィリエイトという言葉を耳にしたことがあるかもしれません。アフィリエイトとは、例えばサイトがアマゾンと提携している場合、サイトで紹介した本を閲覧者が買うと、紹介料としてサイト運営者にいくらかのお金が支払われます。

住宅ローンサイトの場合であれば、銀行とサイトが提携しており、住宅ローンの契約が行われると、紹介料がいくらかサイト運営者に支払われるのです。ここでポイントとなるのが、広告料です。みずほ銀行三菱東京UFJ銀行新生銀行ソニー銀行ARUHIなどさまざまな銀行がありますが、当然アフィリエイト広告料はそれぞれの銀行でまちまちです。

もしあなたなら、どこの銀行をおすすめしますか?当然広告費を沢山貰える銀行ですよね。つまり比較サイトのランキングは、広告費の高さという基準も入っているのです。

もちろん運営者によっては、本当によい商品を紹介したいという思いでランキング順位付けしているサイトもいます。しかし、現実には利用者を無視して広告費を基準にランキングをつけているサイトが存在するということも理解しておきましょう。もしこのようなサイトの紹介を信じて、割高な商品を買ってしまう可能性があると思うと恐ろしいですね。

続いては、住宅ローンを選ぶうえでどのようなサイトを選ぶべきか、どの情報が正しいのか見極めるコツを開設します。

じゃあ何を信じたらいいの?情報の精査が大切

知らないうちに騙されているかもしれない恐怖
ここまでは住宅ローン比較サイトの仕組みを紹介してきました。インターネットからは無料でさまざまな情報を得られますが、その裏側では大きなお金の動きがあるのです。

実際にインターネットを見ている人にとっては費用がかかっていないのだし、問題ないのでは?と思うかもしれません。でもよく考えてみてください。もし住宅ローンの比較サイトが運営者の都合で広告費の沢山貰える銀行順にランキングをつけているとしたら?何千万円という人生最大の買い物を、そんな心の無いサイトがすすめた銀行プランをもとに借りてしまってもよいのでしょうか?

インターネットを利用する人も、本当にその情報が信じられるに足るものなのか、見極める力が必要です。

金利は間違いなし、でも何のプランなのか要確認

住宅ローンの比較サイトでまず目にするのが金利比較ランキングです。作為的なランキング付けをしているサイトがあると紹介しましたが、金利についても少し注意が必要です。

基本的に金利の数値が間違っているという事はありません。各銀行とも公式サイトで最新の金利を発表していますから、確認もできます。逆に言えばどの住宅ローン比較サイトやランキングサイトを見ても、金利が違うということはありません。

しかし、掲載されている金利が何を基準にしているのかはサイトによって違うことがあります。例えばよく情報サイトで見かけるのが「表面金利」と「実質金利」です。表面金利は銀行が発表している金利そのもののことです。一方で実質金利とは、住宅ローンの保障料を足した金利のことです。基本的に住宅ローンを借りる際には保障料が必要となり、契約時に一括払いする方法と、金利に上乗せするという2つの方法があります。もともと必要なのだから、最初から保障料込みで計算してしまおうということで、保障料の平均値の0.2%~0.3%を上乗せした金利が実質金利です。

しかし当サイトではこの表記はしていません。というのも、保障料は各銀行でそれぞれ価格が違い、支払い方法もまちまちだからです。また、住宅ローンを借りる際には保障料の他にも、契約手数料や団信、火災保険などさまざまな経費がかかります。それをいかにもこれだけあれば借りれますよ!というような「実質金利」という表現は、サイトの閲覧者にとって混乱を招くだけです。

金利が低ければ低いほど魅力的というユーザーの真理をついた、まぎらわしいランキングや情報を掲載しているサイトが多数あります。

例えば変動金利には5年ルール・125%ルールという仕組みがあります。変動金利は金利が低い代わりに、その名称にもあるとおり、金利が変更する、つまり返済額が上がるというリスクがあります。しかし5年ルール・125%ルールという規定によって、返済額の変更は5年ごとに行い、金利が上昇した場合でも上限を125%までにするということになっています。

しかしこれはあくまで「慣例」でしかなく、法律で定められているわけではありません。そのため、このルールを適用しない銀行もあります。例えば、新生銀行とソニー銀行では6ヶ月ごとに返済額の変更を行うという契約になっています。

さらに詳しい解説は「変動金利でハマりやすい3つのワナ」をご覧ください。

このように、あえてユーザーにとっては「好ましくない情報を取り上げない」ことでより魅力的に見せようという作為のあるサイトが多数あります。おとくな情報には目がいきがちですが、安いものにはワケがあるということも理解しておきましょう。

いつの情報なのかわからない・口コミはでっちあげ

インターネットの最大の問題は信用性が保障されていないことです。いったい誰が書いた記事なのか?この情報は最新のものなのか?といったことが不透明です。

先日話題となったニュースに、facebookの知人にコメントしても返事がなかったので調べてみると、すでに本人は亡くなっており、管理する人がいないまま放置されていたというものでした。インターネットは誰でも簡単に世界中のサイトに繋がるという利便性がある反面、インターネット上の個人情報の管理などは、いまでもきっちりとした法整備は進んでいません。

このようにインターネット上には、管理されずに放置され続けているサイトが多数存在するのです。住宅ローンの情報サイトでも、よく見たら掲載日が2012年となっていたり、かなり古い情報が当たり前のように掲載されています。

ブログであれば定期的に更新がされたり、掲載日が書いてあったりと一目で新しい情報なのか判断ができますが、情報サイトの中には掲載日などを意図的に隠していることもあります。もし、1年も前の金利をもとにランキングをつけているサイトであったら、まったく信用できませんよね。

また、インターネットでよくみるのが口コミ情報です。食べログなどでは多数の口コミ情報と、点数表記によってレストランの格付けがされており、ユーザーもそれらのランキングや点数を基準にお店選びをする人は多いです。

しかし、インターネット上の口コミ情報や点数を真に受けてはいけません。いったい誰がその口コミ情報を書いたのでしょうか?誰が点数を決めているのでしょうか?

こう考えても良いでしょう。あなたは食べログや比較サイトで口コミ情報を書いたことはありますか?化粧品を通販で購入して、その感想をわざわざサイトに書き込んだりするでしょうか?筆者はアンケートに答えたら500円券が当たる!などのキャンペーンにつられて何度か書いたことがありますが、当たったことがありません・・・。多くのサイトの口コミ情報は、サイト運営者もしくは広告主が意図的に作成したものです。

生の口コミ情報を知りたいのであれば、ヤフー知恵袋はとても有効です。よくある疑問であればすでに誰かが質問してくれておりすぐに答えが得られますし、検索で見つからなければ自分で聞くこともできます。ヤフー知恵袋はボランティアで回答してくれる、よいサイトです。また最近ではtwitterも情報収集の場として利用できます。検索機能がついているので、「住宅ローン○○銀行」などと検索すれば、過去のつぶやきを見ることができます。口コミ情報を確認する場合はこのように、別サイトで確認することをおすすめします。

最後は自己責任

インターネットは、無料で大量の情報を手軽に得られる一方で、どの情報が信頼に足るのか見極める力が求められます。最終的に商品やサービスを購入するのはユーザーであり、サイト運営者はどんな情報を流していたとしても責任を取る必要はありません。

住宅ローンについては、基本的な知識を情報サイトで得るためにインターネットは有効です。例えば「変動金利と固定金利ってどう違うの?」「住宅購入するのにいったいいくら必要なの?」といったことは学校では教えてくれることもありませんでしたし、分厚い書籍を買っても全て読むのは大変です。インターネットであれば通勤中など空いた時間に、手元のスマートフォンなどから読むことができます。

最終的にはどの銀行でどのようなプランにするのかを決めなければいけませんが、残念ながら情報サイトで全ての答えを見つけることはできません。雑誌や化粧品などの簡単な商品であればママブログなどからおすすめ商品を試してみることもできますが、住宅ローンという複雑なサービスは、個々の状況によって内容が変わってくるので、一概にココが良いとはいいきれないのです。

情報サイトでは基本的な知識を身に付けつつ、例えば「新規で借りるなら固定金利がいい」「借り換えなら金利の安い変動金利」といったように大まかにこんなプランが良いだろうといった目安をつけるために利用してください。そしていくつかの銀行とプランを選んだら、最初から○○銀行のこのプランでいくと決めつけずに、複数の銀行に申込みをしましょう。

住宅ローンのプランは一見すると金利が少し違ってオプションプランの内容がいくつか変わるくらいの印象ですが、実際に申込みして契約内容を聞いてみると、銀行やプランによって金額やサービスが大きく違うことが多いのです。

また住宅ローンは比較的、交渉の余地がある商品でもあります。例えばオプションプランを○○と△△をつけて総返済額3532万円だったとしたら、端数をまけてくださいというと案外かなったりします。値引きなんて恥ずかしいと思う人もいるかと思いますが、端数であっても32万円もおとくになるのは無視できません。また、○○銀行ではこれくらいの見積りで貰っているので、もう少し安くなりませんか?といった交渉も非常に有効です。住宅ローン業界も競争が激しくなっており、こういった交渉で少しでも安く借りることができます。

住宅ローンは複数の銀行に申し込んだとしても、契約する前であればいつでも取りやめることはできますし、費用もかかりません。相談するだけ、情報集のためという目的だけでもいいので、一度実際に銀行に訪れて説明を聞いてみると、より具体的なイメージを持てるでしょう。

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