上手な住宅ローンの選び方・借り方

住宅ローンは、借り方次第で返済額に数十万円~数百万円もの差がでます。

ここでは、住宅ローンのプランを選ぶ際に必ず抑えておきたいポイントと、上手な返済計画の立て方の基礎を紹介します。

いずれも大きな節約効果がありますので、絶対に覚えておきましょう!

借り方を考える

住宅ローンは、何千万円という大金を借りることになります。借り方のちょっとした違いが、大きな差になります。一度借りてしまうと、後からプランを変更することは難しいですから、失敗しないように計画を立てましょう。

住宅ローンの節約方法として、もっとも重要となりますので、必ずチェックしてください!

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金利を抑える

住宅ローンプランの比較で最重要ポイントとなるのが「金利」です。

借入額が多く、返済期間も長い住宅ローンでは、ちょっとした金利の差が支払額に非常に大きな影響を与えます。

プランA プランB
借入額 3000万円 3000万円
返済期間 30年 30年
金利 1.5% 1.6%
毎月返済額 10.3万円 10.5万円
総返済額 3727万円 3780万円

3000万円の住宅ローンを、30年返済で借りた場合のシミュレーションです。

金利が1.5%のプランAと、金利が1.6%のプランBを比較すると、なんと総返済額が53万円も違います!わずか0.1%の金利差ですが、こんなに大きな差になるのですよ。

金利をおさえることができれば、このように大きな節約効果を期待できます。住宅ローンを選ぶ際には、まずは各社の金利のチェックからはじめましょう。

借入額を減らす

プランA プランB
借入額 2900万円 3000万円
返済期間 30年 30年
金利 1.5% 1.5%
毎月返済額 10万円 10.3万円
総返済額 3603万円 3727万円

たくさんのお金を借りれば、それだけ利子も多く払わなければなりません。貯金をしっかりためて、借入額を減らすことで大きな節約効果を得られます。

借入額が2900万円と3000万円では、どれくらいの差がでるのかシミュレーションしてみました。金利はどちらも1.5%、返済期間は30年です。

2つのプランを比べると、総返済額が124万円違いました。つまり、借入額を100万円減らすことで24万円の利子を節約できるというわけです!

※総返済額から自己資金100万円を差し引いて計算しています

もし200万円貯金からお金を出して、借入額を2800万円にできれば、倍の48万円の節約になります。これは、非常に大きな差ですね!

マイホームを買いたいと考えている方は、計画的に貯金をしておきたいですね。目安としては、住宅価格の2割以上を自己資金で準備できると理想です。

短期間で返す

プランA プランB
借入額 3000万円 3000万円
返済期間 29年 30年
金利 1.5% 1.5%
毎月返済額 10.6万円 10.3万円
総返済額 3701万円 3727万円

住宅ローンの返済期間を短くすることで、節約効果を得ることができます。

返済期間を29年と30年にした場合の差をシミュレーションしてみました。どちらのプランも、借入額は3000万円、金利は1.5%です。

総返済額は26万円の差額になりました。返済期間を1年短縮しただけで、こんなに金額が変わるのですね!

返済期間が短ければ短いほど、利子を節約することができます。ただし、毎月の支払額も多くなりますので、家計と相談しながらバランスを取る必要があります。

住宅ローンの返済期間は、1年単位で細かく決められますので、けっして切りよく借りる必要はありません。29年返済だと気持ち悪いから30年にしとこう・・・という安易な決め方をしてしまうと、大損してしまいます。

※1ヶ月単位で返済期間を決められる金融機関もあります。詳しくは各金融機関に問い合わせてください。

プランを比較

一言に住宅ローンといっても、様々な銀行がいくつものプランを販売しています。

プランを選ぶ際には、まずは金利を比較することが重要です。

しかし、住宅ローンのプランを考える際には、その他のサービスもしっかりとチェックしておきたいです。

保証料が無料のところもあれば、自己負担しなければならないプランもあります。また、同じ銀行でもキャンペーンの有無によって差ができることもあります。借入の時期やタイミングも重要ですね。

保証料が無料のプランを選ぶ

住宅ローンを借りる際には、必ず保証会社への申し込みが求められます。

もしも何らかの理由で、住宅ローンの返済を滞納してしまった際に、保証会社が代わりに銀行に支払いを請け負ってくれる仕組みです(肩代わりした分は後から保証会社に支払います)。

保証料は、一般的に金利に0.2%上乗せする形で支払います。

つまり、元の金利が1.5%だとしても、保証料を合わせると実際に支払う金利は1.7%になります。金利0.2%というと、先ほども紹介したとおり100万円以上の支払い増になります。これは無視できない出費ですね。

現在ではほとんどのネット銀行では保証料が無料です。

しかし昔からの名残なのか、地方銀行やメガバンクなどでは今でも保証料を取っています。みずほ銀行三菱UFJ銀行など、有名な銀行でも保証料がかかります。

不必要な出費ですので、保証料が無料のプランを選ぶようにしましょう。

※フラット35は保証会社への加入が不要です。もちろん、保証料はかかりません。

保険を選ぶ

住宅ローンの借入の際には、団信(団体信用生命保険)への加入が必須条件となっています。

団信とは、契約者が死亡した際に残ローンを0にする保険です。残された家族にローン返済を負わせないための仕組みですね。

団信の費用は、金利0.3%を上乗せする形です。保証料と同じ仕組みですね。

こちらも最近では、ネット銀行を中心に無料化がすすんでいます。ただし、やはり地方銀行などでは今でも自己負担となっています。保証料0.2%に加えて、団信0.3%がかかりますと、なんと0.5%も金利が上がってしまいます。

フラット35では、団信の加入は任意となっており費用がかかりません。ただし、団信に加入する場合は自己負担となり、金利0.2%の上乗せとなります(民間住宅ローンよりやや安い水準)。

事務手数料を比較する

住宅ローンを借りる際には、事務手数料がかかります。

事務手数料ってなんだかよくわからない費用ですね・・・実はこの、「よくわからない」というのがポイントになっています。よくわからない名称で、大きく費用を上乗せしているプランもありますので、気をつけましょう。

特に、ネット銀行の事務手数料は「5万円」「借入額の1.08%」「借入額の2.16%」と様々な形式がありますので要チェックです。

借入額の1.08%というのは、1000万円の借入の場合は10.8万円の事務手数料がかかるということです。2.16%であれば21.6万円です。「.08%」や「.16%」という端数は消費税ですね。

借入額が多いほど、事務手数料も高くなりますので注意しましょう。3000万円の借入で2.16%の事務手数料の場合、なんと64.8万円も請求されます。

できるだけ、手数料が安く設定されているプランを選びたいです。

キャンペーンをチェック

各金融機関は、定期的にキャンペーンを実施しています。

「金利が5年間0.1%安くなる!」というものもあれば、「事務手数料が無料!」「2万円キャッシュバックキャンペーン」など様々なものがあります。

住宅ローンのキャンペーンは、条件もあまりありません。インターネットの契約とセットにすることで〇〇万円キャッシュバック、といったまとめ売りなどもありませんのでご安心ください。

ただし、あくまでキャンペーンはおまけですので、キャンペーンにつられてプラン内容の悪いものを選ばないように気をつけましょう。

変動金利とは?▶


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