わたしの年収でいくら借りられるの?
「住宅ローンは年収の5倍」まで!?
住宅ローンを組んで住宅を買うというのは、その家族にとって人生で一番大きな買い物になることは間違いないことです。
そのような大切な決断の元で買うわけですから、無理な住宅ローン返済プランを組んでトラブルになることだけは避けたいものです。ここでは、自分の年収ではどれくらいのローンが借りられるのかというものを詳しく解説してみたいと思います。
よく住宅ローンを借りる際に言われる言葉として「住宅ローンは年収の5倍までなら大丈夫」というものがあります。
これは、この程度なら金融機関の住宅ローンの審査も通りやすいという一つの目安なのですが、あくまで「目安」です。厳密に考えると、色々な点で曖昧な部分があります。
まず「年収」です。単純に考えるなら、年収500万円の人なら、2500万円の物件まで手にする事ができると考えてしまいますが、実際はこの「年収」から所得税や住民税など様々なものが差し引かれます。
その額は1割~2割は見ておかないといけません。となりますと、実際に計算上考える年収は400万円前後という事になります。これですと、実際に組める住宅ローンの額に数百万円の差が出てしまう事になります。この点は見極めないといけません。
次に年齢です。住宅ローンを組むとき、数十年という期間返済しなくてはなりません。例えば30歳の時に35年ローンを組んで買った場合と、40歳の時に35年ローンを組んで買った場合では事情が異なります。
40歳の時に35年ローン組んで家を購入した際は、75歳までローンを返済しないといけません。しかし、現実問題として75歳で住宅ローンの支払いというのは厳しいです。
その際は繰り上げ返済等を利用することになるとは思いますが、ローンプランにその事はあらかじめ想定しておかないといけません。つまり、年齢もローンで組める金額等に影響が出る要素なのです。
他にローンを組む期間も考慮が必要です。一般的に同じ額のローンを組んだとき、返済期間が長いと月々の負担は減らせるものの、総支払額は増えます。
一方で返済期間が短いと月々の負担は大きいものの、総支払額は少なくて済みます。ローンの期間により総支払額が数百万円の単位で変わる事もザラです。なので、同じローンでも期間によりいくらお金が必要なのかはまちまちなのです。
このように「住宅ローンは年収の5倍まで」というのはあくまで大雑把な目安である事は知っておく必要があります。
全額融資されるわけではない
住宅ローンと聞くと購入資金を全額融資してくれると考えている人もいるかもしれませんが実際はそうではありません。多くの金融期間は「融資限度額」というものを設定しています。
これは、購入しようと思っている物件の額かあるいはローンを組む人の年収などによって決められており、物件額か年収による額かいずれか低い方を限度額として設定しています。
まず物件による限度額は、その物件の8割~9割程度と決められています。(金融機関によって異なります)
例えば融資額が8割の場合は、4000万円の物件を買うなら、ローンの限度額は3200万円までとなります。残りの資金はあらかじめローンを組む際に調達しておかないといけないわけです。
もうひとつは、その人の年収です。多くの金融機関が年収による融資限度額というものを定めていまして、それは年収に占める住宅ローンの返済額が全体の30%前後までとしています。その額をベースとして、
毎月(年収返済額÷12)返済額 ÷ 借入金100万円あたりの毎月返済額 ×100万円
という式で融資限度額を求める事が出来ます。「借入金100万円あたりの毎月返済額 」の値の算出などこの計算はやや複雑なので、インターネットのシュミレーションサイトを利用するといいでしょう。
そして、この額か、物件による限度額かいずれか低い額が融資可能額になります。
いずれにしてもこれらは机上の「融資可能な額」であって、「返済可能な額」ではありません。実際いくら融資されるべきかは各々の判断という事になります。
他の人はどれくらいの額を借りているのか?
住宅ローン借入額 | 毎月の返済額 | 税込み年収の倍率 | 手取り年収の倍率 | |
年収400万円代 | 2750万円 | 81,626円 | 6.1倍 | 7.6倍 |
年収500万円代 | 3026万円 | 85,839円 | 6.05倍 | 6.8倍 |
年収600万円代 | 3159万円 | 92,276円 | 4.86倍 | 6倍 |
年収700万円代 | 3392万円 | 97,996円 | 4.5倍 | 5.65倍 |
このように考えると、果たして自分はいくらほど借りるべきか迷うと思います実際、自分と同じくらいの年収の人は、どれほど借りているのだろう?と気になると思いますし、それを参考にする事は意義あることだと思います。
そこで2011年から2013年にかけて各年収別にいくら位の住宅ローンを組んでいるのか調査したデータをご紹介します。
一番多いと思われる「400万円台~700万円台」の人の平均住宅ローン借入額は2000万円台後半から3000万円台前半でした。
月々の返済額はどの年収でも8万円~9万円となっています。ただ、手取りの年収の何倍かという点では年収400万円台では実に7倍超、700万円台でも5倍超などかなりの負担になっている事が分かりました。
これらの負担を軽減すべく「住宅ローン控除」などの制度は積極的に活用すべきものなのです。
以上のような実態を踏まえて、自身の年収とそれに見合った住宅ローンというものを組むようにするとよいでしょう。
このように年収により住宅ローンで組める額というのは様々な要素が絡んでいる事がお分かりいただけたと思いますが、これらは理論上の値に過ぎない面も強く、実際に借り入れられる金額というのは買う物件が一人一人違うのと同様にまさにケースバイケースなのです。
もし、住宅ローンを組む事をお考えなら、ここで触れたことを参考にしつつ、専門の窓口などで相談して自身にピッタリのプランを見つけられるとよいと思います。
長期返済ならフラット35
新しくマイホームを購入する人、固定金利で借り換えたいという方は、長期固定金利が安く借りられるフラット35がお勧めです。
目安として、20年以上の返済期間になる方は固定金利がおすすめです。
通常の住宅ローンの固定金利と比較すると、0.3~0.7%も金利が違います。固定金利は借りた際の金利がずっと続くため「いつ借りるか」が非常に大切です。マイナス金利の影響で、住宅ローン金利が下がっている今は、フラット35の借り入れがしやすい時期になっています!
ただし、フラット35では団信は任意加入のため、団信を利用する際は0.2%の金利上乗せとなります。八大疾病団信をつけるとさらに0.3%追加と、通常プランと変わらなくなってしまうこともあります。金利はもちろん、保証料、保険料、事務手数料などの総返済額でプランを決めましょう。
住宅ローンの金利の適用は、契約時ではなく融資が行われた月の金利です。上の図の場合、申し込みは1月にしていますが、融資が行われたのは2月なので、2月の金利が適用されます。住宅ローンは申し込み手続きや審査などで1ヶ月くらいはかかります。申し込みと手続きをできるだけ早く進めておきましょう!
【7月最新】フラット35おすすめBEST3!
15~20年 | 1 % |
21~35年 | 1 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
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15~20年 | 1.16 % |
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- 楽天ポイントアップや楽天グループのサービスで優待が受けられる特典が豊富
15~20年 | 1.16 % |
21~35年 | 1.36 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
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フラット35取扱い銀行の中でもっとも金利が安い住宅ローンプランであり、新規・借り換えともにおすすめです!
- フラット35取扱い銀行の中でもっとも金利が安い
- 住友グループのバックアップがあり借り入れが安心
- 通常プラン・フラット35ともに住宅ローン業界人気NO.1
短期返済・借り換えなら変動金利
変動金利は金利が安いのが魅力ですが、金利が上昇し、返済額が増えるリスクがあります。短期間で返済するという人や、借入金額が少ない借り換えの方であれば、金利の安い変動金利を利用して、お得に返済しましょう。目安として、20年以内に返済できる方は変動金利がおすすめです。
三菱UFJ銀行の変動金利の変動金利のように金利に幅のある銀行や、3年固定、5年固定、10年固定のような短期間の固定金利は避けましょう。固定期間が終了すると、通常の金利よりも割高な金利が適用されます。
変動金利を借りるなら、金利が安くサービスの充実しているネット銀行がおすすめです。
【7月最新】変動金利おすすめBEST3!
変動(新規) | 0.44 % |
変動(借り換え) | 0.428 % |
10年固定 | 0.86 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
「金利の安さ」で人気が広がるネット銀行のなかでも特に注目されているのが住信SBIネット銀行です。最大の魅力は業界で1位の金利の低さです!短期間で一気に返済するという人や、借り換えの人におすすめです。
また住信SBIネット銀行のもうひとつの強みは「全疾病保障付団信が無料」です。住宅ローンの借り入れに必須の団信は総額170万円相当になりますが、住信SBIネット銀行であれば無料で利用できます。
- 業界1位の低金利!0.44 %!
- 170万円相当の全疾病保障付団信が無料!
- 来店相談も可能。ネット銀行でも借り入れが安心。
【来店相談】
やはり住宅ローンは相談しながらじっくり決めたいという方は、お店で担当者と個別相談にのってもらうことができます。
大宮 | 新宿 | 秋葉原 | 大阪 |
横浜 | 名古屋 | 浜松 | 福岡 |
変動(新規) | 0.389 % |
変動(借り換え) | 0.389 % |
10年固定 | 0.765 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
じぶん銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIが共同で融資する、ネット銀行です。変動金利が業界トップの安さで、借り換えユーザーに人気の住宅ローンです。
さらに、がんと診断された時点で残ローンが半分になるがん1/2保障が無料でついてきます。住信SBIネット銀行の全疾病保障は対象が幅広いものの、適用条件が「就業不能状態」と非常にハードルが高いというデメリットがあります。一方でじぶん銀行のがん保障は「診断時」に即座に適用されます。
また、じぶん銀行は完全ネット完結型の住宅ローンで、契約書の捺印や郵送などの手間が一切ありません。手間の省略に加えて、収入印紙2万円なども節約できるのでとても嬉しいです。
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変動(新規) | 0.52 % |
変動(借り換え) | 0.47 % |
10年固定 | 1 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
イオン銀行は、変動金利がとても安く借りられ、借り換えにおすすめの住宅ローンです。イオン銀行で住宅ローンを借りると、イオンカードがゴールドカードに昇格され、イオンでのお買い物が5%OFFになります。また旅行傷害保険の無料付与、全国のイオンラウンジの利用権が得られるという特典もつきます。
イオンでお買い物を頻繁にされる方なら、生活費を抑えられるため、他の住宅ローンよりもかなりお得になります。各店舗にイオン銀行の店舗があり、相談やATM利用がしやすいのも嬉しいです。
- 金利が低く、借り換えに最適
- イオンのお買い物が5%OFF
- 支店やATMが多くて便利