団体信用生命保険(団信)は200万円相当!本当に必要か?

団信だけでは安心できない?

団信(団体信用生命保険)とは

住宅ローンの契約条件のひとつに、団体信用生命保険への加入という項目があります。団体信用生命保険とは「生命保険」という名前がある通り、契約者がもし死亡してしまった場合に補償金がでる保険です。住宅ローンは高額の借り入れをすることが多く、返済期間も長くなる傾向にあります。そのため、住宅ローンの契約者に万が一のことがあっても保険会社が代わりに返済をしてくれる、団体信用生命保険への加入が住宅ローン契約の条件にもなっているのです。

団体信用生命保険は、契約者が死亡した場合に、その時点で残っている住宅ローンを全て支払われます。もし契約直後に死亡し、3000万円の残額があれば、3000万円の補償金を受け取れます。返済途中の死亡で、返済残額が1000万円の場合は、それまでの返済金は戻らず1000万円のみ支払われます。

団体信用生命保険は「団信」と短く呼ばれる事が多いので、当サイトでは団信と記載しています。

団信は何をしてくれるの?本当に必要?

さきほど住宅ローンの契約の条件として、団信の加入が必要と言いましたが、実は団信がなくても住宅ローンが借りられるプランがあります。後ほど詳しく説明しますが、フラット35というプランを利用すると団信に加入しなくても住宅ローンを契約できます。

もちろん団信がなければ保険料がいらなくなるので、コストカットができますが、しかし、まずは契約条件の有無にかかわらず、団信が必要かどうか考えてみることが大切です。

年収が400万円(手取り300万円弱)の場合、返済率25%(年100万円程度)とすると3000万円前後が借り入れの目安となります。ローン返済年数35年、金利1.8%で3000万円の借り入れの場合、毎月の返済額は96,327円です。

借り入れ金額 3000万円
金利 1.8%
返済期間 35年
毎月返済額 96,327円
総返済額 40,457,296円

3000万円の住宅ローンを借りた場合、4000万円も返済しなければならないのですね。しかしマイホームを手に入れるためには、お金を借りないととてもじゃないけれどキャッシュで買うなんてことはできません。それに大変ではありますが、計画的に返済すれば、何とか返しきることが出来そうです。

しかし、人生何があるかわかりません。35年という長い年月の間に、事故にあうこともあれば、病気になることもあります。もし一家の大黒柱が倒れてしまうようなことがあったら、残された家族に何千万円という住宅ローンの返済ができるのでしょうか?こんなリスクを避ける為にも、団信が必要なわけです。

ちなみにフラット35では団信に未加入でも住宅ローンの契約は可能ですが、その場合は連帯債務者を立てることが求められます。つまり、もし返済者が亡くなった場合に団信に入っていないと、連帯債務者となった人が返済を続ける義務を負います。

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とはいえ団信って高価なんでしょ?

最近の住宅ローンプランでは、団信が契約条件になることから、あらかじめ料金の中に含まれていることが多いです。もし団信に料金が必要となる銀行があれば、その銀行で借りるのはやめたほうがいいかもしれません(フラット35はどの銀行でも有料)。しかし、それぞれの銀行によって団信の補償内容が違ってくる場合があるので、注意しましょう。

まずは一般的な団信である新生銀行プラン条件を紹介します。

被保険者が次のいずれかに該当した場合、保険契約者に保険金が支払われます。

  • 保険期間中に死亡された場合
  • 責任開始日以後の傷害または疾病によって、保険期間中に高度障害状態になられた場合

[高度障害保険金の支払対象となる高度障害状態]

  • 両眼の視力を全く永久に失ったもの
  • 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
  • 中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
  • 胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
  • 両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
  • 両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
  • 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
  • 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの

団信は死亡はもちろん、高度障害となった場合も保険がおります。しかし一般的な団信ではかなり条件が厳しいといえるでしょう。たとえば、日本人の死亡率のトップであるガンになった場合でも、発症した時点ではまだ保険金は支払われません。もしガンが発症したことがわかれば、治療のための費用がかかりますし、当然仕事をつづけることは不可能でしょう。しかし通常の団信では死亡もしくは高度障害(条件に当てはまる場合)と診断される必要があり、それまでは住宅ローンの支払いを続ける義務があります。

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日本人の死因の約6割はガン・心疾患・脳血管疾患であるというデータがあります。団信ではこれらの疾病に対して保険がきかないため、オプションプランとしてがん保険や3代疾患プラスといったサービスを追加することになります。一般的な銀行では団信は無料で利用できますが、オプションプランをつけると金利に0.3%程度上乗せすることになります。

【借り入れ額】3000万円
【返済期間】35年

団信のみ 団信+オプション
金利 1.8% 1.8%+0.3%
毎月返済額 96,327円 100,925円
総返済額 40,457,296円 42,388,412円

金利に0.3%上乗せした場合、毎月の返済額が4500円ほど増加し、総返済額で1,931,116円も差ができます。つまりオプションプランの価格は200万円もするというわけです。団信が無料と謳っているプランも、実用性のある保険にしようと思うと、実際にはかなり高額の支払いが必要ということがわかります。

この団信プランで非常におトクなサービスを提供しているのが住信SBIネット銀行です。

住信SBIネット銀行では、死亡時と高度障害になった場合に補償される通常の団信に追加して、3大疾病と、さらに高血圧や糖尿病といった8つの疾病になった場合でも保険金がでるというサービスを行っています。つまり200万円相当のプランが無料で利用できるというわけです。

団信の費用で悩んでいる人はぜひ一度住信SBIネット銀行の住宅ローンプランを検討してみてください。
住信SBIネット銀行の詳細はこちら

団信なしでも住宅ローンを借りられる?

団信加入によるリスク回避の重要性は理解されたとおもいますが、加入したくでもできない場合や高価で利用できないという人もいるかと思います。

団信はいわゆる生命保険のため、健康に問題があると診断された場合に加入ができないことがあります。例えば過去にガンを発症した経験がある場合や、持病があり通院している、または健康ではあっても高齢のため加入が認められないという場合もあります。団信に加入できないということは、住宅ローンの契約もできなくなってしまいます。

健康上の問題で団信の加入ができない場合は、ワイド団信という加入条件が緩いプランもあります。ただし、通常無料で利用できる団信に対してワイド団信では費用がかかったり、ワイド団信での疾病保障は追加料金が必要など、支払い条件は不利なことは覚悟する必要があります。ワイド団信の費用は、金利にプラス0.2%~0.3%とかなり高額です。

いっそのこと団信を利用しないという方法もあり

健康チェックにひっかかりワイド団信を利用することになると、返済金利が0.3%もあがります。3大疾病への保険もつけるとさらに0.3%の金利が上乗せされてしまい、返済金額がかなり重くなってしまいます。そんな場合は、いっそのこと団信を使わないという方法も検討しましょう。

記事の最初にすこし触れましたが、フラット35という住宅ローンプランでは団信の加入が任意となっています。つまり高い銀行の団信は使わずに、別の保険会社でもっと安い保険に入ることもできるのです。すでに生命保険に加入しており、積立金が十分に溜まっているという人であれば、もしかしたら保険がなくてもよいかもしれません。

銀行とは別の保険会社を利用することのメリットとして、セット利用で割引がされることと、借り換えした場合でも積み立てが継続できることが大きいでしょう。逆に言えば通常の団信を利用する場合はこの2点ができないことを注意しましょう。

もし現在利用している保険会社があれば、住宅積み立てプランを追加するか、もしくは生命保険の受け取り金額を増やすという方法があります。同じ保険会社を利用すれば割引サービスを受けられることも多いので、高額な団信を利用するよりも安い場合が多いです。また、借り換えをする可能性がある場合、新しく団信に加入するために手数料が必要となります。しかし保険会社であれば住宅ローンの契約の変更に影響されないので、余分な費用がかかりません。

団信の注意点

フラット35では団信の加入は任意ですが、もし利用する場合は料金が必要となります。団信を使いたいと考えているのであれば、無料で利用できる他の銀行プランを検討した方がよいでしょう。

団信の加入が任意とはいえ、保険自体が不要というわけではありません。フラット35で団信を利用しない場合は、連帯債務者を立てることが条件になっています。連帯債務者は契約者が死亡や病気などで返済能力を失った場合に、代わりに返済の責任を負います。通常であれば契約者の配偶者が連帯債務者となることが多いです。

団信の加入は原則、住宅ローンの契約時にしかできないため、もし団信を利用しないと決めた場合は、しっかりと別の補償手段を整えておく必要があります。万が一、返済途中で自分が死んでしまったことを想定して、残された家族に大きな負担をかけないように対策をしっかりしておくことが大切です。

また、すでに生命保険に加入している方であれば、保険の重複がないか確認もしましょう。年間数千円の保険費用が何十年と積み重なれば、十数万円という大きな損になります。最近では無料で相談をサービスしているファイナンシャルプランナー(FP)もあるので、保険に入るつもりがなくても、話だけ聞いてみるのも勉強になります。

保険見直し本舗

チェックポイント

団信だけでは不十分。でもがん保険や3大疾病プランは200万円相当もする!

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団信加入は住宅ローン契約の条件だが、フラット35では任意

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団信と、保険会社の保険どちらがおトクか比較しよう

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