住宅ローンの種類

住宅ローンはどこで借りるかご存知ですか?どうやってプランを選びますか?
まず最初に思いつくのが銀行で借りる住宅ローンですね。でもこれだけではないんです。
国が運営する機関が提供する住宅ローンもあれば、企業が社員を対象として貸し出すローンなどもあります。
また、一言に銀行といっても、メガバンク、地方銀行、信用金庫など様々です。最近ではネット銀行なども注目されていますね。それぞれの銀行はまったく違った特徴を持ち、メリット・デメリットがあります。
この記事では、住宅ローンの種類と銀行の特徴を紹介していきます。
住宅ローンの種類
種類 | 評価 |
公的融資 | △ |
民間融資 | ○ |
協調融資 | ○ |
住宅ローンは大きく3つに分けられます。「公的融資」「民間融資」「協調融資」です。
公的融資は、国が運営する機関の提供する住宅ローンです。民間融資は、銀行や保険会社など民間の企業のローンです。
協調融資というのは聞き慣れない言葉だと思いますが、一言で言えば「半官・半民」の住宅ローンです。国がお金を出していますが、契約や手続きなどの窓口は銀行などの民間企業が請け負います。
公的融資
自治体によって運営・提供される住宅ローンです。
戦後~高度成長期に一般的に利用された住宅ローンです。現在では、民間融資と比較してあまり条件が良くないため、規模が縮小しています。
個人に対して数千万円の貸し出しをすることは、銀行にとって大きなリスクをはらみます。このため、住宅ローンという商品がまだ確立していなかった戦後~高度成長期には、国が率先して貸し出しを行っていました。
公的融資には、「財形融資」「自治体融資」の2種類があります。
【財形融資】50万円以上の財形貯蓄を1年以上行っていることで、貯蓄額の10倍(最高4000万円)までの融資を受けられます。
【自治体融資】居住先・勤務先の自治体が貸し出す住宅ローンです。
どちらの融資も、必ずしも勤め先や自治体がサービスを提供しているわけではないこと、また、自治体ごとに条件や金利が違うなどの問題もあり、今ではあまり利用されていません。
現在では国や自治体が直接貸し出す公的融資よりも、後から紹介する協調融資が増えています。
民間融資
バブル崩壊前までは、公的融資よりも金利が高かったり、審査が厳しいなどあまり条件がよくありませんでした。
しかし現在では、金利の低下やIT技術の進歩などにより、民間融資で住宅ローンを組むことが一般化しています。
住宅ローンと言えば、イコール民間融資だと言ってもよいでしょう。
公的融資と比べると、金利が安い、融資の上限が高い(1億円まで)、キャンペーン特典がつくなど有利なプランが多いです。各銀行とも、お客さんを呼び込むために、価格競争やサービスの充実化を図っているからですね。
ただ、無数のプランの中から、最適なプランを選び出すのは一苦労です。当サイトでは、現在最も注目されている住宅ローンを紹介していますので、参考にしてみてください。
協調融資
フラット35という、固定金利が非常に低い金利で借りられる住宅ローンです。
協調融資「半官・半民」の住宅ローンです。国が資金を提供し、契約や手続き、管理などの窓口業務を民間企業が請負っています。
通常では割高になる、長期固定金利を国が融資することで、金利を抑えることを目的に作られたプランです。
民間融資の住宅ローンよりも審査が易しいということもあり、収入に不安のある方や、自営業の方などにも人気のプランです。
住宅ローンってどこで借りるの?
住宅ローンは無数にプランがあります。銀行だけではなく、保険会社や住宅ローン専門会社などもあります。
読者の中には、不動産会社からチラシを貰ったけれど、そこで借りないといけないの?と疑問に思われている方もいると思います。
でも、そんなことはありません!
数千万円という大きなお買い物になりますから、0.1%の金利差で数十万円の差額になることもありますよ!じっくりと時間をかけて、ベストマッチングの住宅ローンプランを選びましょう。
種類 | 金利 | サービス | サポート |
メガバンク | △ | △ | ○ |
地方銀行・信用金庫 | × | △ | ○ |
ネット銀行 | ○ | ○ | △ |
住宅ローン専門会社 | ○ | ○ | △ |
保険会社 | △ | △ | △ |
メガバンク
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行を3メガバンクと呼んでいます。ここに、りそな銀行を含めて4大銀行と呼ぶこともあります。
都市銀行と言われることもあり、日本全国に店舗・支店を持つ巨大グループ銀行というのが特徴です。
大手企業という信頼性と、蓄積されたノウハウ、全国展開するネットワークを強みにしています。
ただし、近年では金利やサービス面でネット銀行に遅れを取っており、規模の縮小が進んでいます。このため、提携先のネット銀行などに代理販売をしてもらう形態が増加しています。
例えば、三菱UFJ銀行とKDDIが共同で設立した、au住宅ローンなどがあります。
地方銀行・信用金庫
地域密着型の小規模な銀行、信用金庫です。
地方住まいの方であれば、両親や祖父母など家族ぐるみでお世話になっている家庭も多いと思います。
自営業の方で取引実績があれば、信用性もありますので、住宅ローンの審査で有利に働くこともあります。
ただし、金利やサービス面では、あまり期待ができないというのが現状です。
ネット銀行
ネット銀行は、IT技術の向上とインターネットの普及によって、シェアを拡大している新しい形態の銀行です。
その名前のとおり、インターネット上で取引・手続きができる銀行です。スマホや自宅PCから口座にログインし、残高確認や振り込み手続きなどができます。
ネット銀行では従来の銀行とは違い、店舗を持たずシステム化することで、経費や人件費を削減しています。
このメリットを活かし、ネット銀行の住宅ローンは金利が非常に安く、サービス面も充実しているのが特徴です。
とにかく安く住宅ローンを借りたいという方は、ネット銀行の住宅ローンがおすすめです。
住宅ローン専門会社
口座貯金や振り込みなどの銀行サービスを行わず、住宅ローンの販売のみを生業としている住宅ローン専門会社も存在します。
特に有名なのが、フラット35を提供するARUHIです。
現在ではIT化が進んでおり、ネット銀行とほとんど同じ仕組みをとっています。サービス窓口はオンラインサイトから行います。
最近では、都市部に相談窓口を設けている企業も増えています。メールや電話相談だけではなく、対面相談を希望される方でも安心です。
保険会社
日本生命保険など、一部の保険会社が住宅ローンを提供しているケースがあります。
しかし、あくまで本業は保険サービスですので、住宅ローンのプラン内容に関してはあまり魅力的なものはありません。
生命保険や地震保険、自動車保険などをすべてまとめて管理したいという方は、保険会社に問い合わせてみても良いでしょう。
長期返済ならフラット35
新しくマイホームを購入する人、固定金利で借り換えたいという方は、長期固定金利が安く借りられるフラット35がお勧めです。
目安として、20年以上の返済期間になる方は固定金利がおすすめです。
通常の住宅ローンの固定金利と比較すると、0.3~0.7%も金利が違います。固定金利は借りた際の金利がずっと続くため「いつ借りるか」が非常に大切です。マイナス金利の影響で、住宅ローン金利が下がっている今は、フラット35の借り入れがしやすい時期になっています!
ただし、フラット35では団信は任意加入のため、団信を利用する際は0.2%の金利上乗せとなります。八大疾病団信をつけるとさらに0.3%追加と、通常プランと変わらなくなってしまうこともあります。金利はもちろん、保証料、保険料、事務手数料などの総返済額でプランを決めましょう。
住宅ローンの金利の適用は、契約時ではなく融資が行われた月の金利です。上の図の場合、申し込みは1月にしていますが、融資が行われたのは2月なので、2月の金利が適用されます。住宅ローンは申し込み手続きや審査などで1ヶ月くらいはかかります。申し込みと手続きをできるだけ早く進めておきましょう!
【5月最新】フラット35おすすめBEST3!
15~20年 | 0.95 % |
21~35年 | 0.95 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
ARUHIはフラット35専門取扱い銀行として、全国シェアNO.1の銀行です。フラット35業界の中でもっとも古くから取り扱っていることから、確かなノウハウと充実したサポートが期待できます。10割融資やフラット50といった他の銀行ではないプランもあるため、状況に合わせた最適なプランを選択できます。
特に、自己資金の割合によって金利が大幅に安くなります。(ARUHIスーパーフラット)これは国内のフラット35では、最も安く借りれるプランです!※ARUHIスーパーフラットでは、事務手数料が2.2%
またARUHIは手続きが非常に速いことでも有名で、仮審査は最短で当日、本審査も最短3日と圧倒的です。フラット35の借り入れを検討している方であればまず申込みしておくべき銀行のひとつでしょう。
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- 自己資金の割合により金利が低下!
- 豊富なプランとノウハウで安心のサポート
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15~20年 | 1.11 % |
21~35年 | 1.24 % |
事務手数料 | 借入額x1.1% 借入額x0.99%(借り換え) |
amazonと並ぶ日本最大のネット通販を運営する楽天が提供する住宅ローンです。ネット通販の価格の安さを住宅ローンにも持ち込み、業界最安金利で住宅ローンを借りれます。
楽天銀行は手数料が一番安いのもおすすめのポイントです!フラット35の借り換えを検討している人には最適な銀行でしょう。
さらに、契約後は楽天での買い物に追加ポイントがもらえたり、サービス優待がもらえるなど、他の銀行にはない特典がつきます。
- ネット銀行ならではの低金利
- 手数料が他銀行と比較して格段に安い
- 楽天ポイントアップや楽天グループのサービスで優待が受けられる特典が豊富
15~20年 | 1.11 % |
21~35年 | 1.24 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
住宅ローン業界で人気NO.1の住信SBIネット銀行が、新たにフラット35の提供を開始しました。ネット銀行というと、手続きが難しくて敷居が高い、名前の聞いたことのない銀行で不安だという印象もありますが、住友グループをバックボーンとする住信SBIネット銀行であれば安心です。
フラット35取扱い銀行の中でもっとも金利が安い住宅ローンプランであり、新規・借り換えともにおすすめです!
- フラット35取扱い銀行の中でもっとも金利が安い
- 住友グループのバックアップがあり借り入れが安心
- 通常プラン・フラット35ともに住宅ローン業界人気NO.1
短期返済・借り換えなら変動金利
変動金利は金利が安いのが魅力ですが、金利が上昇し、返済額が増えるリスクがあります。短期間で返済するという人や、借入金額が少ない借り換えの方であれば、金利の安い変動金利を利用して、お得に返済しましょう。目安として、20年以内に返済できる方は変動金利がおすすめです。
三菱UFJ銀行の変動金利の変動金利のように金利に幅のある銀行や、3年固定、5年固定、10年固定のような短期間の固定金利は避けましょう。固定期間が終了すると、通常の金利よりも割高な金利が適用されます。
変動金利を借りるなら、金利が安くサービスの充実しているネット銀行がおすすめです。
【5月最新】変動金利おすすめBEST3!
変動(新規) | 0.44 % |
変動(借り換え) | 0.428 % |
10年固定 | 0.91 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
「金利の安さ」で人気が広がるネット銀行のなかでも特に注目されているのが住信SBIネット銀行です。最大の魅力は業界で1位の金利の低さです!短期間で一気に返済するという人や、借り換えの人におすすめです。
また住信SBIネット銀行のもうひとつの強みは「全疾病保障付団信が無料」です。住宅ローンの借り入れに必須の団信は総額170万円相当になりますが、住信SBIネット銀行であれば無料で利用できます。
- 業界1位の低金利!0.44 %!
- 170万円相当の全疾病保障付団信が無料!
- 来店相談も可能。ネット銀行でも借り入れが安心。
【来店相談】
やはり住宅ローンは相談しながらじっくり決めたいという方は、お店で担当者と個別相談にのってもらうことができます。
大宮 | 新宿 | 秋葉原 | 大阪 |
横浜 | 名古屋 | 浜松 | 福岡 |
変動(新規) | 0.41 % |
変動(借り換え) | 0.41 % |
10年固定 | 0.715 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
じぶん銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIが共同で融資する、ネット銀行です。変動金利が業界トップの安さで、借り換えユーザーに人気の住宅ローンです。
さらに、がんと診断された時点で残ローンが半分になるがん1/2保障が無料でついてきます。住信SBIネット銀行の全疾病保障は対象が幅広いものの、適用条件が「就業不能状態」と非常にハードルが高いというデメリットがあります。一方でじぶん銀行のがん保障は「診断時」に即座に適用されます。
また、じぶん銀行は完全ネット完結型の住宅ローンで、契約書の捺印や郵送などの手間が一切ありません。手間の省略に加えて、収入印紙2万円なども節約できるのでとても嬉しいです。
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変動(新規) | 0.52 % |
変動(借り換え) | 0.47 % |
10年固定 | 0.85 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
イオン銀行は、変動金利がとても安く借りられ、借り換えにおすすめの住宅ローンです。イオン銀行で住宅ローンを借りると、イオンカードがゴールドカードに昇格され、イオンでのお買い物が5%OFFになります。また旅行傷害保険の無料付与、全国のイオンラウンジの利用権が得られるという特典もつきます。
イオンでお買い物を頻繁にされる方なら、生活費を抑えられるため、他の住宅ローンよりもかなりお得になります。各店舗にイオン銀行の店舗があり、相談やATM利用がしやすいのも嬉しいです。
- 金利が低く、借り換えに最適
- イオンのお買い物が5%OFF
- 支店やATMが多くて便利