民間住宅ローンとは?

民間住宅ローンとは、銀行や信用金庫、保険会社など民間企業が取り扱う住宅ローンプランのことです。

いわゆる、一般的に住宅ローンと認識されているものは、この民間住宅ローンと思って頂ければ間違いありません。

こちらの記事では、民間住宅ローンの特徴と利用条件について、簡単に紹介していきます。

民間住宅ローンの特徴

民間住宅ローンは、一般企業が販売する住宅ローンです。銀行などは、ビジネス・商売として住宅ローンを提供しています。

このため、各金融機関ごとに住宅ローンの内容も大きく違っています。

どこよりも金利を低くしている銀行がある一方で、保険サービスやサポートに力を入れている銀行もあります。

ユーザーはしっかりと情報収集し、各銀行の住宅ローンの特徴を理解して、最適なプランを選ぶ必要があります。

  • 金利タイプは3種類
  • 豊富なプランがある
  • 融資限度額が高い
  • キャンペーンが魅力的
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金利タイプは3種類

  • 変動金利
  • 全期間固定金利
  • 当初固定金利

住宅ローンの金利は3つのタイプに分かれています。それぞれの特徴は別の記事で詳しく解説していますので、こちらでは簡単に紹介します。

【変動金利】変動金利は、一定期間ごとに金利が更新されるプランです。金利が上がってしまうと、毎月の返済額も高くなってしまうリスクを持ちます。

3つの金利タイプの中では最も金利が安いため、人気の高いプランでもあります。

【全期間固定金利】ローンの返済が完了するまでずっと契約時の金利が変わらないタイプの金利です。金利の上昇・返済額の増加の心配がないことが大きなメリットです。

ただし、変動金利よりも金利が割高なことがデメリットです。

【当初固定金利】固定期間を選べるプランです。例えば、20年ローンのうちはじめの10年間のみ固定金利にする、といった形態です。固定期間が終了する際に、残りの期間を変動と固定のどちらにするか選択できます。

金利は変動金利よりは高く、全期間固定金利よりは安いという水準です。ただし、固定期間の終了後の金利が割高になるというデメリットを持ちます。

豊富なプランがある

  • ペアローン
  • リレーローン
  • つなぎ融資
  • 繰り上げ返済

民間住宅ローンでは、豊富なプランの中から状況に合わせた返済方法を選ぶことができます。いくつかプランをピックアップして紹介します(※銀行によってはこれらのプランを持たない場合もあります)。

【ペアローン】2名の契約者で1つの住宅ローンを借りることができるプランです。共働き家庭などで、夫婦2人でペアローンを組むことで、融資額を増やすことができます。

夫年収600万円、妻年収400万円とすると、合計1000万円の所得があると見なされます。ただし、団信などの保険は個別に付ける必要がありますので、料金が高くなるというデメリットもあります。

【リレーローン】親子などで契約を受け継ぐ形態のプランです。契約者の年齢が高い場合などに、後継者を立てることで長期ローンを組むことができます。

ただし、後継者は他の住宅ローンを重複して借りることはできなくなりますので、注意が必要です。

【つなぎ融資】注文住宅を立てる場合に利用されるローンです。

注文住宅の場合、工事の進行状況に対して料金を分割払いすることになります。通常の住宅ローンでは、建物が完成していることが条件になっているため、注文住宅には利用できません。

そこで、住宅ローンを前借りするために用意されたのが、このつなぎ融資です。

【繰り上げ返済】毎月の支払いとは別に、繰り上げて返済する方法です。繰り上げ返済をすることで、利子を減らすことができます。

ボーナスや親からの援助など、臨時収入のあった場合に利用されることが多いです。ただし、繰り上げ返済には手数料がかかる場合もありますので、ご注意ください。手数料が無料のネット銀行などがおすすめです。

融資限度額が高い

民間住宅ローンでは、融資が高いのも特徴的です。限度額が1億円という銀行も多いです。公的融資では、4000万円以下であったり、財形貯蓄の10倍までなど条件が厳しいです。

ただし、誰もが1億円まで借りられるというわけではありません。年収に対して〇〇%までという上限も設けられています。

年収400万円未満 30%以下
年収400万円以上 35%以下

年収400万円の場合、返済額が年間120万円(月10万円)までになるように、ローンの貸出額が制限されます。

あくまで上限ですので、かならずしも満額借りられるわけではありません。

キャンペーンが魅力的

各銀行では、お客さんを呼び込むために、定期的にキャンペーンを実施しています。これも民間住宅ローンならではの魅力ですね。

例えば、通常よりも金利が安くなる「金利優遇キャンペーン」などがあります。数千万円という大きな金額となる住宅ローンはですから、0.1%でも金利が下がれば数十万円もの差額になります。

他にも、手数料減額キャンペーンや、キャッシュバックキャンペーンなどもあります。

同じローンを借りるなら、キャンペーンのあるタイミングで申し込みたいですね。

民間住宅ローンの利用条件

民間住宅ローンの利用条件を紹介します。ここで紹介するものは、代表的な条件の一例ですので、金融機関ごとに異なる場合があります。

実際にお申込みになる際は、必ず公式サイトなどで利用条件を確認してください。

  • 資金用途
  • 物件条件
  • 申し込み条件
  • 融資額
  • 返済期間

資金用途

「ご本人またはご家族がお住いになるための住宅の新築・購入資金およびこれにかかわる諸費用 ※国外・借地、保留地、一部の離島では対象外」

住宅ローンは家の購入を目的にのみ利用できます。住宅ローンを借りて車を買ったり、海外旅行をする等、別の用途で利用することはできません。

また、居住を目的にしない別荘であったり、セカンドハウスなどの購入にも利用できません。

物件条件

「床面積が50㎡以上の一戸建 床面積が25㎡以上のマンション」

床面積が少ない建築物に対して住宅ローンを利用することはできません。倉庫や納屋などを家だと主張するケースを除外しているのだと思われます。

多くの方は問題なく条件をクリアできるでしょう。

申し込み条件

  • 申込時に満20歳以上、借入時満65歳以下で、完済時満80歳未満
  • 連続した就業2年以上、かつ前年度税込年収が300万円以上
  • 団体信用生命保険に加入を認められる方

ここは非常に重要なポイントです。

まずはじめに、契約者の年齢に制限がかけられています。数十年単位の長いローン返済になることが多いため、契約者の年齢が問われます。完済時満80歳未満とありますが、基本的には定年退職となる年齢までに完済できるスケジュールでローンを組みます。

高額なローンとなる住宅ローンでは、契約者の就業状況と年収も問われます。すぐに仕事を辞めてしまわないか?安定した収入がるか?などが調査されます。クレジットカードを作成する際や、賃貸契約の時の審査をイメージしていただければ分かりやすいと思います。

3つ目の団体信用生命保険(略して団信とも呼ばれます)とは、万が一、契約者が死亡してしまった場合に、ローンを全額免除されるという保険です。この保険がないと、残された家族などにローン返済を要求されることになります。

民間住宅ローンでは、必ず団信への加入が求められます。通常、団信は安くない費用がかかりますが、ネット銀行などでは無料で利用できるプランもあります。

融資額

「500万円以上1億円以下(10万円単位)」

融資額に条件がつきます。民間住宅ローンの場合は、かなり条件が易しいです。

ほとんどの方は、こちらの枠組み内でおさまると思います。

返済期間

1年以上35年以内(1ヶ月単位)

基本的に住宅ローンは、35年以内の返済プランで借ります。これは、ほとんどの銀行・プランで共通です。こちらも、多くの方は特に問題ないのではないでしょうか。

どうしても36年以上の長期ローンを組みたいという方は、最大50年までのローンを組むことができるフラット50というプランもあります(ARUHI)。次の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

フラット35とは?▶


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