マイナス金利で普通預金0.001%、3月住宅ローン金利史上最低に

マイナス金利導入で3月住宅ローン金利過去最低に

新規 / 借り換え

名称 変動(新規) 変動(借換) 10年固定 20年固定 事務手数料 保証料 団信 繰上返済
住信SBIネット銀行 0.457% 0.428% 0.81% 1.26% 借入額x2.16% 無料 無料 無料 ※1
MR.住宅ローンREAL 0.457% 0.428% - - 借入額x2.16% 無料 無料 無料
じぶん銀行 0.457% 0.457% 0.65% 1.353% 借入額x2.16% 無料 無料 無料
au住宅ローン 0.457% 0.457% 0.65% 1.353% 借入額x2.16% 無料 無料 無料
みずほ銀行 0.525% 0.525% 0.75% 1.25% 32,400円 金利+0.2% 無料 無料
楽天銀行 0.527% 0.527% 1.12% - 324,000円 無料 無料 無料
イオン銀行 0.57% 0.49% 0.69% - 借入額x2.16% 無料 無料 無料
カブドットコム証券 0.525% 0.525% 0.75% 2.6% 借入額x2.16% 無料 無料 無料
りそな銀行 0.429% 0.47% 0.695% 2.345% 32,400円 金利+0.2% 無料 無料
三菱UFJ銀行 0.625% 0.625% 0.75% 2.7% 32,400円 金利+0.2% 無料 無料~16,200円
新生銀行 0.9% 0.9% 1.1% 1.65% 54,000円 無料 無料 無料
※1固定金利特約期間中の場合は32,400円(税込)

1月29日の日銀による突然のマイナス金利導入発表によって、株や金利の上下動が続いています。そしてついに、2月16日より、予告通りマイナス金利の導入が行われました。マイナス金利の市場へのインパクトは非常に強く、すでに預金や住宅ローン金利の引き下げという形で、私たちの生活に影響がでてきています。

  • 定期預金に加え、普通預金の金利も低下
  • 3月住宅ローン金利引き下げ決定

まず初めに「マイナス金利」とは何かを簡単におさらいしましょう。マイナス金利とは、その名前から連想できるように、通常であればお金を銀行に預ければ、1年後に引き出した際に、金利分をプラスしたお金をもらうことができます。例えば、100円を金利1%で預金した場合、1年後に101円に増えます。マイナス金利はこの逆で、100円をマイナス1%で預けることになるので、1年後には99円に減ってしまうのです。

それでは、私たちが今銀行に預けているお金もどんどん減ってしまうのでしょうか?今すぐお金を引き出しに行くべきでしょうか?いいえ、その心配はありません。

日本銀行の仕組み

今回のマイナス金利ニュースは、日本銀行がマイナス金利を導入したという発表でした。日本銀行とは、いわば、銀行の銀行です。銀行は国民から、定期預金や普通預金などでお金を集めます。そしてその集めたお金を、事業拡大したい企業や、家を建てたい人などに、ローンとして貸し出します。預金の利息と、ローンの利子の差分で「儲け」を出しているわけですね。

しかし、お金を預けたい人と、お金を借りたい人の数がいつも同じになるわけではありません。預金が多すぎてしまうと、銀行は手元にお金が余ってしまいますし、ローンを組みたい人が多いと、お金が足らなくなってしまいます。そこで、銀行の銀行として日本銀行があるのです。預金が多くてお金が余ってしまったら、日本銀行に貯金します。ローンを借りたい人が増えると、逆に日本銀行からお金を借りることもできます。

2月16日に導入されたマイナス金利というのは、この銀行が日本銀行に預ける際にかかる金利が、マイナスになるというニュースでした。

スポンサーリンク

定期預金に加え、普通預金の金利も低下

マイナス金利導入発表によって、定期預金の金利が引き下げられるというニュースを当サイトでもお伝えしていましたが、影響は予想以上となっており、普通預金の金利までも引き下げるという動きがでてきました。定期預金に加えて、普通預金の金利まで下がるということは、日本全国のほとんどの世帯に影響がある、非常に大きなニュースです。

マイナス金利の導入によって、銀行は日本銀行にお金を預ければ預けるほど、損してしまいます。そのため、銀行はあまり定期預金や普通預金でお金を預けてほしくないという状態になりました。日本の銀行は、ローンの貸し出し額よりも、定期普通預金で預けるお金の方が多い傾向にあります。預け金と貸し出しの比率を預貸率と呼び、日本全国の銀行の預貸率は67.74%です。つまり、預金をする人が100億円いるとすると、銀行はそのうち68億円はローンなどで貸し出しに使っていますが、32億円は手元に余らせているという状態です。

この余らせている32%分のお金を、これまでは日本銀行に預けていたのですが、マイナス金利となったため、預けることができなくなりました。銀行はこれ以上、預金をしてもらっても使い道がないので、預金の金利を下げて、あまり預金してもらわないように動き始めたのです。余ったお金をわざわざ日本銀行に預けなくても、金庫に入れておけばよいのではと思う人もいるかもしれません。一般家庭であれば、タンス貯金もできますが、銀行の規模となると、何百億円という額となってしまうため、セキュリティや管理費などが馬鹿になりません。

三井住友銀行などの3メガ銀行や、ゆうちょ銀行は、普通預金を0.02%から、0.001%へ引き下げました。さらに、ネット銀行の大手であるソニー銀行も普通預金に対して、全銀行でも最低の年0.001%という超低金利に設定しています。

銀行 普通預金金利
三井住友銀行・ゆうちょ銀行 0.001%
セブン銀行 0.02%
住信SBIネット銀行 0.02%
楽天銀行 0.02%
イオン銀行 0.02%
ソニー銀行 0.001%

大手銀行・ネット銀行とわず、のきなみ普通預金の金利が0.001前後に引き下げられています。また、現在0.02%前後で据え置いている銀行も、大手メガバンクが金利を下げたことによって、今後金利の引き下げに動き出すと思われます。ではこの普通預金の引き下げは、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか。0.02%から0.001%に20分の1に金利が変更となった三井住友銀行の例では、たとえば100万円の預金があった場合、年200円の利息がもらえたところ、年10円に下がってしまいます。

日本人の金融資産保有額は1645万円(2013年)とされています。

定期預金 555万円
普通預金 350万円
金銭信託 9万円
生命保険 262万円
損害保険 39万円
年金保険 98万円
債券 50万円
株式 136万円
投資信託 92万円
財形貯蓄 37万円
その他 17万円

そんなに持ってないよ!と思う人も少なくないと思います。しかし、保険や年金という形で積み立てをしているものも、資産として計算しています。今回は普通預金にのみ注目します。日本人の平均預金額は、普通預金で350万円となっています。0.001%への金利変更によって、年間35円しか利息がつかなく、ほとんど期待できなくなります」。0.02%なら700円の利息がついていたので、結構大きいですね。

しかし現在のところ、一般家庭にとってはメリットの方が大きそうです。定期預金や普通預金の金利が下がってしまうのは歓迎しませんが、住宅ローンの金利も低下傾向にあることから、実質的にはかなりお得になるのです。

3月住宅ローン金利引き下げ決定

日銀のマイナス金利導入の影響を受けて、各銀行が住宅ローン金利の引き下げを決定しました。新生銀行は2月1日に通常発表した金利から、急きょ6日に再調整をかけ、変動金利や10年固定金利の引き下げを実施しました。また15日には、一足早くソニー銀行が3月の住宅ローン金利を発表し、変動・固定すべての金利が引き下げられることになりました。3月の住宅ローン金利は各銀行とも、金利をさらに低くなります。

ソニー銀行住宅ローン金利
金利タイプ 期間 12月 1月 2月 3月
変動金利 0.539 0.539 0.539 0.519
固定金利 2年 0.676 0.672 0.671 0.651
3年 0.680 0.676 0.674 0.654
5年 0.744 0.733 0.726 0.706
7年 0.846 0.826 0.81 0.79
10年 1.001 0.967 0.965 0.865
15年 1.435 1.393 1.351 1.251
20年 1.655 1.61 1.564 1.464
20年超 1.815 1.769 1.714 1.614

3月の住宅ローンは20年超えの長期ローンを含めて、0.1%前後低くなりそうです。マイナス金利の導入で、余ったお金の使い道に困った銀行が、国債の買い入れを増加させました。また、中国経済の悪化やアメリカ経済も思ったように伸びていないこともあり、安全資産とされる日本国債が大量に買われました。そのため、国債の利率が急激に落ち込みました。住宅ローンの金利はこの国債を基準に決められているということもあり、国債の利率低下の影響で、住宅ローンの金利も引き下げられることになったのです。

また、銀行はお金を余らせても、マイナス金利で損をしてしまう一方なので、金利を少しさげてでも借りてほしいという事情もあります。私たち一般家庭にとっては、普通預金の利息が数百円少なくなる代わりに、住宅ローンの金利が0.1%も下がるわけですから、非常にお得な状態というわけですね。3月の住宅ローンは、なかなか大きく金利が下がらない長期固定金利やフラット35ものきなみ金利引き下げとなり、今年で一番の「借り時」となりそうです。

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。