3月住宅ローンは0.2%引き下げ!マイナス金利で史上最低金利

メガバンク・ネット銀行ともに金利引き下げ
マイナス金利導入の影響を受け、住宅ローンの3月金利は変動金利、固定金利ともに大幅に引き下げられました。大手銀行からネットバンクまで、平均で0.2%前後の引き下げとなり、非常に住宅ローンの借りやすい月となりました。まずは2月と3月でどれくらい金利が変わったのか、比較してみます。
2月と3月の住宅ローン金利比較
変動金利 | 3年 | 5年 | 7年 | 10年 | 15年 | 20年 | 30年 | |
住信SBIネット銀行 | 0.569 | 0.51 | 0.5 | 0.8 | 0.79 | 1.17 | 1.25 | 1.59 |
新生銀行 | 0.53 | 0.8 | 0.85 | 0.9 | 1.1 | 1.3 | 1.35 | 1.95 |
楽天銀行 | 0.658 | 0.978 | 1.012 | 1.098 | 1.246 | |||
みずほ銀行 | 0.625 | 0.8 | 0.8 | 0.9 | 1.05 | 1.75 | 1.8 | 1.81 |
三菱UFJ銀行 | 0.625 | 1.25 | 1.35 | 1.5 | 1.05 | 2.35 | 2.8 | |
ソニー銀行 | 0.539 | 0.774 | 0.826 | 0.91 | 1.065 | 1.451 | 1.664 | 1.814 |
りそな銀行 | 0.569 | 1.05 | 1.15 | 1.25 | 0.75 | 2 | 2.55 | |
イオン銀行 | 0.57 | 0.38 | 0.5 | 0.79 |
変動金利 | 3年 | 5年 | 7年 | 10年 | 15年 | 20年 | 30年 | |
住信SBIネット銀行 | 0.565 | 0.51 | 0.5 | 0.58 | 0.59 | 0.95 | 1.06 | 1.42 |
新生銀行 | 0.6 | 0.95 | 0.95 | 1 | 1.1 | 1.25 | 1.3 | 1.9 |
楽天銀行 | 0.59 | 0.75 | 0.775 | 0.883 | 1.074 | |||
みずほ銀行 | 0.625 | 0.75 | 0.75 | 0.8 | 0.8 | 1.55 | 1.6 | 1.61 |
三菱UFJ銀行 | 0.625 | 0.45 | 1.15 | 1.25 | 0.8 | 1.25 | 2.65 | |
ソニー銀行 | 0.519 | 0.754 | 0.806 | 0.89 | 0.965 | 1.351 | 1.564 | 1.714 |
りそな銀行 | 0.569 | 0.9 | 1 | 1 | 0.5 | 1.85 | 2.4 | |
イオン銀行 | 0.57 | 0.38 | 0.5 | 0.79 |
※うすいピンクは、先月より金利の下がったプランです。
※濃い赤は、先月より金利の上がったプランです。
まず、あまり大きく金利を引き下げない大手メガバンクの三菱UFJ銀行と、みずほ銀行が大幅に低金利を付けたことに注目が集まりました。固定10年はネット銀行とそん色ない0.8%という強気な姿勢が見えます。三菱UFJ銀行がキャンペーンとして3年固定を0.45%まで下げていますが、あまり利用価値のないプランなので、広告色が否めないのは残念です。大手銀行はやはり勤め先の会社の取引先銀行となっていることが多く、審査に通りやすく安心なので、利用しやすいのが大きなメリットです。
しかし、やはりネット銀行はさらに大きく金利の引き下げをしており、多くの銀行で史上最低金利を更新しています。特に住信SBIネット銀行は、今もっとも人気の銀行でしょう。変動金利は0.565%と全銀行の中でもトップクラスの低金利になっています。住信SBIネット銀行の強みは、金利の低さもありますが、団信が無料というサービスをしており、総額で計算すると他銀行をさらに引き離して圧倒的な安さになります。
住宅ローンは金利に注目が集まりがちですが、保険や手数料といった諸費用も馬鹿にならないです。最近では金利の値下げ競争が激化しており、金利を下げる代わりにあまり注目を浴びない手数料を値上げして帳尻合わせするという、抜け道を使う銀行が増えています。住宅ローンを契約するための必須条件となっている団信もそのひとつです。団信は前払いと、毎月支払いに上乗せして分割払いする2つのプランから選択できますが、総支払額は180万円ほどにもなります。変動金利はソニー銀行の方が0.04%低いのでお得なように見えますが、この180万円相当の団信を無料で利用できるので、総返済額で見ると住信SBIネット銀行のが安くなるのです。
新生銀行は実質値上げ
3月の金利発表で注意したいのが、マイナス金利の影響により全銀行で金利を引き下げている中、新生銀行だけは実質金利の引き上げとなっているプランがあります。新生銀行の変動金利、固定3年、固定5年、固定7年は2月の金利よりも0.15%引き上げとなりました。
これは、もともと新生銀行が2月に借り入れた際に表示金利から0.15%引き下げるというキャンペーンをしていたからで、キャンペーン終了してしまったため実質値上げという状態になっています。マイナス金利の影響で固定10年は金利も下げられたのでプラスマイナス0、固定15年以上はキャンペーン分以上の引き下げがされたため、やや低下となっています。
3月も新生銀行は、事務手数料100,800円分を無料にするキャンペーンを行っていますが、先月の0.15%金利引き下げキャンペーンと比較するとややパンチに欠ける印象です。とはいえ10万円は大きいので、新生銀行を検討している方はチェックしておいてください。
フラット35は全銀行・全プラン引き下げ
フラット35 | フラット35s | ||||
15-20年 | 21-35年 | 5年 | 6-10年目 | 11年目- | |
住信SBIネット銀行 | 1.02 | 1.25 | 0.72 | 0.72 | 0.72 |
楽天銀行 | 1.02 | 1.25 | 0.72 | 0.72 | 1.05 |
ARUHI | 1.02 | 1.25 | 0.72 | 0.72 | 1.05 |
イオン銀行 | 1.02 | 1.25 | |||
りそな銀行 | 1.02 | 1.25 |
マイナス金利の導入にともない、フラット35を取り扱う全銀行が、2月対比で0.2%前後の大幅な金利引き下げを実施しました。フラット35は国の運営する機構と銀行が提携して提供するサービスで、長期固定金利を非常に安く借りられる優遇サービスです。
メガバンクであるみずほ銀行の30年固定金利が1.61%、三菱UFJ銀行の30年固定金利が1.714%のところ、フラット35は1.25%と、約0.4%ほど安く借りることができます。
みずほ銀行 | フラット35 | |
借入金額 | 3000万円 | 3000万円 |
金利 | 1.61% | 1.25% |
期間 | 30年 | 30年 |
毎月返済額 | 105,126円 | 99,975円 |
総返済額 | 37,845,577円 | 35,991,009円 |
みずほ銀行の30年固定金利とフラット35を比較した場合、毎月の返済額は5000円ほど下がり、総返済額では185万円も差ができます。住宅を購入すると、実際には住宅ローンの返済だけではなく、マンションの管理費や駐車場代などさらに3万円前後の住宅費が必要となります。賃貸の家賃と同じくらいの額なら大丈夫だろうと勘違いして、痛い目をみないように気を付けましょう。少しでも安いプランを選ぶことで、家計が非常に楽になります。
フラット35の特徴として、団信が不要という特徴があります。団信を利用しないという方であれば、180万円相当の費用を削減できるので、メリットとなりますが、団信をつけたい人は別途申し込みが必要になります。フラット35は団信が不要とはいえ、もし団信に加入しない場合は、連帯債務者(一般的には配偶者か家族)を立てる必要があります。契約者にもしものことがあった場合、家族に負債を残すことになってしまうので、慎重に検討しましょう。
フラット35sは、耐震構造の物件や、太陽光発電パネルの設置、バリアフリー住宅、エコ住宅などで一定の条件を満たした場合、国から補助をうけられ、金利の安いプランで住宅ローンを借りることができます。フラット35は全銀行同じ金利をつけていますが、フラット35sの場合、住信SBIネット銀行のプランのみ他の銀行より低い金利をつけています。
【フラット35s】
15~20年 年0.72%
21~35年 年0.95%
21年以上のフラット35sを借りる場合は、金利が安くなる住信SBIネット銀行がおすすめです。
マイナス金利の導入の影響で住宅ローンがどこまで下がるのか注目を集めていた3月の住宅ローンは、総合的に見て、変動・固定・フラット35のいづれも住信SBIネット銀行が頭ひとつぬけてお得になりそうです。
長期返済ならフラット35
新しくマイホームを購入する人、固定金利で借り換えたいという方は、長期固定金利が安く借りられるフラット35がお勧めです。
目安として、20年以上の返済期間になる方は固定金利がおすすめです。
通常の住宅ローンの固定金利と比較すると、0.3~0.7%も金利が違います。固定金利は借りた際の金利がずっと続くため「いつ借りるか」が非常に大切です。マイナス金利の影響で、住宅ローン金利が下がっている今は、フラット35の借り入れがしやすい時期になっています!
ただし、フラット35では団信は任意加入のため、団信を利用する際は0.2%の金利上乗せとなります。八大疾病団信をつけるとさらに0.3%追加と、通常プランと変わらなくなってしまうこともあります。金利はもちろん、保証料、保険料、事務手数料などの総返済額でプランを決めましょう。
住宅ローンの金利の適用は、契約時ではなく融資が行われた月の金利です。上の図の場合、申し込みは1月にしていますが、融資が行われたのは2月なので、2月の金利が適用されます。住宅ローンは申し込み手続きや審査などで1ヶ月くらいはかかります。申し込みと手続きをできるだけ早く進めておきましょう!
【7月最新】フラット35おすすめBEST3!
15~20年 | 1 % |
21~35年 | 1 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
ARUHIはフラット35専門取扱い銀行として、全国シェアNO.1の銀行です。フラット35業界の中でもっとも古くから取り扱っていることから、確かなノウハウと充実したサポートが期待できます。10割融資やフラット50といった他の銀行ではないプランもあるため、状況に合わせた最適なプランを選択できます。
特に、自己資金の割合によって金利が大幅に安くなります。(ARUHIスーパーフラット)これは国内のフラット35では、最も安く借りれるプランです!※ARUHIスーパーフラットでは、事務手数料が2.2%
またARUHIは手続きが非常に速いことでも有名で、仮審査は最短で当日、本審査も最短3日と圧倒的です。フラット35の借り入れを検討している方であればまず申込みしておくべき銀行のひとつでしょう。
- フラット35シェアNO.1の人気と低金利
- 自己資金の割合により金利が低下!
- 豊富なプランとノウハウで安心のサポート
- 本審査が最短3日!圧倒的スピード手続き
15~20年 | 1.16 % |
21~35年 | 1.36 % |
事務手数料 | 借入額x1.1% 借入額x0.99%(借り換え) |
amazonと並ぶ日本最大のネット通販を運営する楽天が提供する住宅ローンです。ネット通販の価格の安さを住宅ローンにも持ち込み、業界最安金利で住宅ローンを借りれます。
楽天銀行は手数料が一番安いのもおすすめのポイントです!フラット35の借り換えを検討している人には最適な銀行でしょう。
さらに、契約後は楽天での買い物に追加ポイントがもらえたり、サービス優待がもらえるなど、他の銀行にはない特典がつきます。
- ネット銀行ならではの低金利
- 手数料が他銀行と比較して格段に安い
- 楽天ポイントアップや楽天グループのサービスで優待が受けられる特典が豊富
15~20年 | 1.16 % |
21~35年 | 1.36 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
住宅ローン業界で人気NO.1の住信SBIネット銀行が、新たにフラット35の提供を開始しました。ネット銀行というと、手続きが難しくて敷居が高い、名前の聞いたことのない銀行で不安だという印象もありますが、住友グループをバックボーンとする住信SBIネット銀行であれば安心です。
フラット35取扱い銀行の中でもっとも金利が安い住宅ローンプランであり、新規・借り換えともにおすすめです!
- フラット35取扱い銀行の中でもっとも金利が安い
- 住友グループのバックアップがあり借り入れが安心
- 通常プラン・フラット35ともに住宅ローン業界人気NO.1
短期返済・借り換えなら変動金利
変動金利は金利が安いのが魅力ですが、金利が上昇し、返済額が増えるリスクがあります。短期間で返済するという人や、借入金額が少ない借り換えの方であれば、金利の安い変動金利を利用して、お得に返済しましょう。目安として、20年以内に返済できる方は変動金利がおすすめです。
三菱UFJ銀行の変動金利の変動金利のように金利に幅のある銀行や、3年固定、5年固定、10年固定のような短期間の固定金利は避けましょう。固定期間が終了すると、通常の金利よりも割高な金利が適用されます。
変動金利を借りるなら、金利が安くサービスの充実しているネット銀行がおすすめです。
【7月最新】変動金利おすすめBEST3!
変動(新規) | 0.44 % |
変動(借り換え) | 0.428 % |
10年固定 | 0.86 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
「金利の安さ」で人気が広がるネット銀行のなかでも特に注目されているのが住信SBIネット銀行です。最大の魅力は業界で1位の金利の低さです!短期間で一気に返済するという人や、借り換えの人におすすめです。
また住信SBIネット銀行のもうひとつの強みは「全疾病保障付団信が無料」です。住宅ローンの借り入れに必須の団信は総額170万円相当になりますが、住信SBIネット銀行であれば無料で利用できます。
- 業界1位の低金利!0.44 %!
- 170万円相当の全疾病保障付団信が無料!
- 来店相談も可能。ネット銀行でも借り入れが安心。
【来店相談】
やはり住宅ローンは相談しながらじっくり決めたいという方は、お店で担当者と個別相談にのってもらうことができます。
大宮 | 新宿 | 秋葉原 | 大阪 |
横浜 | 名古屋 | 浜松 | 福岡 |
変動(新規) | 0.389 % |
変動(借り換え) | 0.389 % |
10年固定 | 0.765 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
じぶん銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIが共同で融資する、ネット銀行です。変動金利が業界トップの安さで、借り換えユーザーに人気の住宅ローンです。
さらに、がんと診断された時点で残ローンが半分になるがん1/2保障が無料でついてきます。住信SBIネット銀行の全疾病保障は対象が幅広いものの、適用条件が「就業不能状態」と非常にハードルが高いというデメリットがあります。一方でじぶん銀行のがん保障は「診断時」に即座に適用されます。
また、じぶん銀行は完全ネット完結型の住宅ローンで、契約書の捺印や郵送などの手間が一切ありません。手間の省略に加えて、収入印紙2万円なども節約できるのでとても嬉しいです。
- 変動金利が業界最安値
- がん1/2保障が無料
- 完全ネット完結型!収入印紙2万円の節約も
変動(新規) | 0.52 % |
変動(借り換え) | 0.47 % |
10年固定 | 1 % |
事務手数料 | 借入額x2.2% |
イオン銀行は、変動金利がとても安く借りられ、借り換えにおすすめの住宅ローンです。イオン銀行で住宅ローンを借りると、イオンカードがゴールドカードに昇格され、イオンでのお買い物が5%OFFになります。また旅行傷害保険の無料付与、全国のイオンラウンジの利用権が得られるという特典もつきます。
イオンでお買い物を頻繁にされる方なら、生活費を抑えられるため、他の住宅ローンよりもかなりお得になります。各店舗にイオン銀行の店舗があり、相談やATM利用がしやすいのも嬉しいです。
- 金利が低く、借り換えに最適
- イオンのお買い物が5%OFF
- 支店やATMが多くて便利